C03|踏み出し前夜

カンジョー通帳

マッチョになってやる!

【この記事の要約(5行)】ノートの上に描かれたマッチョな猫。赤いパンツに黒いサングラス、妙に自信満々のポーズ。その横でわたしの手がペンを握っている。現実の体と、紙の上の理想の体。その距離を、わたしはまだ測りきれていない。紙の上の完成形描きな...
カンジョー通帳

どんな苦難も乗り越える疾走感のあるてるてる坊主

【この記事の要約(5行)】山道を爆走するてるてる坊主がいる。赤く塗られた口元は、笑っているのか挑発しているのか分からない。背景は激しく流れ、緑が歪んでいる。足元には右肩上がりのオレンジの矢印。祈るだけでは終わらない存在が、前へ進んでいる。雨...
カンジョー通帳

猫の授業

【この記事の要約(5行)】・教壇に立つのはスーツ姿の猫だった。・黒板はまだ何も書かれていない。・時計は授業の途中を示している。・わたしはその空白を見つめ続けた。・教わっているのは、内容よりも姿勢だった。白いチョークの先わたしの視線は、ずっと...
カンジョー通帳

【この記事の要約(5行)】鋭い視線の虎を前にしたときの感覚を書いた。吠えてもいないのに、圧があった。一歩踏み出す姿勢に、迷いのなさを見た。その姿が、自分の甘さを浮き彫りにした。強さは声ではなく、動きに出るのだと思った。低い位置から来る圧目が...