作者ノート│第1話:始まりのスケッチ│シリーズ1(内面)

カンジョー通帳

なにかやってみたい。
形のあるものを残してみたい。
そんな気持ちが、ずっと心の底にはあったのに、
どう手をつければいいのか分からなくて、何度も止まっていた。


最近になってチャットGPTに相談し始めて、
ひとつの考えにたどりついた。


「感情や経験を、そのまま全部、物語にしていけばいいんじゃないか?」
良いことも悪いことも含めて、
ずっと溜め込んでいたものを“資産”として扱っていく考え方。
そこで最初は、
「全感情資産化計画」
と名付けた。


でも、あまりに堅すぎて、しっくりこなかった。
もっと気楽で、自分らしい名前にしたかった。
そこで生まれたのが
「カンジョー通帳」。


そして、カンジョー通帳の物語だけではなく、
これからつくっていく物語・イラスト・アイデアや他のコンテンツなど、
全部をまとめて入れられる大きな器として
「カンジョー箱」 を作った。


今回の物語は、そのカンジョー箱の中に生まれた
カンジョー通帳の第1話。


そして、本編のラストで猫が言った
「やっと描いたな。」
あれは、
主人公への言葉でもあり、
実は──
ずっとアウトプットを後回しにしてきた“自分自身”にも向けた言葉。
本当は描きたかった。
でも、怖くて止まっていた。
だからこそ最初の一歩を踏み出せたこのタイミングで、
あの言葉を置いた。


どこか一箇所でも共感してもらえたらうれしいし、
誰かの背中を少しでも押せたらうれしいです。


そしてなにより──
わたし自身が、この物語を楽しみながら積み上げていくために作っています。
これからも続けていきます。
どうぞよろしくお願いします。

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