カンジョー通帳という発明が、物語の心臓になる瞬間

【この記事の要約】
・カンジョー通帳という発明の正体を、物語構造として整理している
・「なぜ通帳なのか」「なぜ感情なのか」を伏線と回収で説明している
・未来都市編を前提に、全体世界観の核を言語化している
・マスター視点やラテラル思考の正体を物語的に定義している
・カンジョー箱全体が一つの循環構造であることを示している

【管理用メタ情報】
【想定シリーズ】シリーズ4:ファンタジー
【事業軸タグ】世界観構築
【状態タグ】試行錯誤
【用途タグ】裏側ログ
【感情タグ】手応え/高揚


2026.01.23

これは、物語が覚醒する瞬間だと思った。
カンジョー通帳という仕組みが、ただの設定ではなく、物語そのものの心臓になる感触があった。

ここで扱っているのは、世界観の飾りではない。
「なぜ通帳なのか」「なぜ感情なのか」という問いそのものが、物語を成立させる核になっている。


カンジョー通帳という最大の伏線

通帳とは、本来なにを記録するものなのか。
お金の出し入れを記録するものだと、誰もが知っている。

それを感情の世界に置き換えたとき、
感情は「心の資本」として扱われる。

ただし物語の中では、最初からその意味は説明されない。
主人公も、読者も、なんとなく違和感だけを抱えたまま進んでいく。


なぜ「通帳」なのかという伏線と回収

シリーズ1では、断片的な演出だけが置かれる。
スケッチブックの端に小さな「+」「−」が印字されている。

感情を書いたあと、内側が少し軽くなる。
書かないままでいると、なぜか濁る感覚が残る。

未来都市編で、その意味が回収される。
カンジョー通帳は、未来の自分とつながる感情の銀行口座だった。

感情を正確に記すほど、未来で使えるエネルギーが増える。
ごまかした感情は、濁って使えなくなる。


なぜ「感情」を扱うのか

未来都市では、感情が唯一の燃料だと発見される。
行動を生み、未来を動かすエネルギーとして扱われる。

ただし強すぎて、普通の人間には扱えない。
そこで六つの柱が生まれる。

理想、影、欲求、切断、構造、色。
それぞれが感情を別の形に変換する役割を持つ。


マスター視点とラテラルの正体

シリーズ初期で感じる俯瞰視点。
それは未来の主人公が持つ、全ルートを見渡す視点だった。

発想の外から来るひらめきは、
別の世界線の自分たちの経験データだった。

カンジョー箱は、それらを受け取るための装置でもある。


ルールの抜け道という核心

最終的に明かされるのは、
主人公がルールに従う側ではなかったという事実。

カンジョー箱の世界そのものを、
未来の主人公が設計していた。

猫たちも、感情OSの管理者として配置された存在だった。


世界観の核として残るもの

カンジョー通帳は、未来から来た感情の銀行口座。
感情は、未来を動かすエネルギー。

物語全体は、
未来のわたしが、今のわたしを育てる循環構造になっている。


【アイキャッチ画像用プロンプト(文章)】
薄暗い机の上に置かれた古い通帳のようなノート。
ページの端にかすかな金色の線が走っている。
背景は静かで余白が多く、未完成の記録という印象。
色数は少なく、落ち着いたトーン。
感情が溜まっていく気配だけがにじむ構図。

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