世界観構築

カンジョー通帳

凶暴な猫

【この記事の要約(5行)】炎の中で立つ青い猫を見て、わたしは自分の内側を思い出した。黒い片眼と牙は、攻撃ではなく防御のかたちだった。緑に燃える背景は怒りの色に似ている。羽のような翼は逃げ道にも見えた。凶暴さは、壊す力ではなく守る力かもしれな...
カンジョー通帳

宇宙へのジャンプ 「太陽」と「ディスコボール」と「満面のいいね!」に向かって

【この記事の要約(5行)】わたしは地面を蹴って跳んだ。上空には太陽とディスコボールが同時に輝いていた。無数の「いいね!」が顔の形で浮かんでいる。祝福なのか、監視なのか、まだ判断はつかない。それでも、跳んだ瞬間の体温だけは確かだった。跳ぶと決...
カンジョー通帳

ハートライダーの変身のポーズ

【この記事の要約(5行)】ピンク色の身体に、笑いすぎて歪んだ赤い顔。片腕を斜めに振り上げ、もう片方は強く握り込む。その姿は変身ヒーローの決めポーズのようで、どこか不穏。わたしはその瞬間の内部にいる。笑いと覚悟が、同時に張り付いている。笑いす...
カンジョー通帳

ご機嫌なシャボン玉

【この記事の要約(5行)】夕方の石畳の通りで、顔つきのシャボン玉を見上げた。笑っている玉、にやけている玉、少し企んでいそうな玉。古い建物の上をふわりと漂っている。通行人は気づいていない。わたしだけが、その機嫌のよさに巻き込まれていた。空の上...
カンジョー通帳

パソコンを使って、色んな表現が出来るようになって嬉しい

【この記事の要約(5行)】画面の中で、感情が遊びはじめた。星も猫も標識も、同じ空間で浮いている。色がぶつかるたびに、わたしは笑っていた。下手でもいいと思えた瞬間があった。パソコンは、わたしの遊び場になった。ぐちゃぐちゃでいいと気づいた最初は...
カンジョー通帳

余裕のキャッチャー

【この記事の要約(5行)】マスクの奥で笑っているわたしの話。正面から受け止める立場の重さ。緑ににじむ世界の中で、視線だけは静かだった。守る側に立ったときの感覚。余裕は強さではなく、選択だった。マスクの内側わたしは、あの重たいマスクをつけると...
カンジョー通帳

猫の授業

【この記事の要約(5行)】・教壇に立つのはスーツ姿の猫だった。・黒板はまだ何も書かれていない。・時計は授業の途中を示している。・わたしはその空白を見つめ続けた。・教わっているのは、内容よりも姿勢だった。白いチョークの先わたしの視線は、ずっと...
カンジョー通帳

【この記事の要約(5行)】水の形をした顔と向き合った日の記録。整いすぎた輪郭に、わたしは違和感を覚えた。笑っているのに、片目だけが冷えている。感情が透明になることの怖さ。揺れない水は、少しだけ不気味だと思った。乾いた顔あの日、わたしの机の端...
カンジョー通帳

にやけ顔の雪だるま

【この記事の要約(5行)】赤いマフラーを巻いた雪だるまが、妙ににやけている。青い帽子は少し傾き、目は細く、頬は赤い。両手の黄色い手袋が、不自然なほど大きい。その笑いが、祝福なのか嘲笑なのか迷う。わたしは、その曖昧さから目を離せなかった。固定...
カンジョー通帳

3Dの猫

【この記事の要約(5行)】平面的な世界に、立体で存在している猫。光をまとった丸い身体が、不自然なくらい浮いている。その違和感に、わたしは少しだけ救われる。作り物のようでいて、妙に目が合う。現実とデータの境界について考えた記録。立体の違和感画...