【この記事の要約(5行)】
赤いマフラーを巻いた雪だるまが、妙ににやけている。
青い帽子は少し傾き、目は細く、頬は赤い。
両手の黄色い手袋が、不自然なほど大きい。
その笑いが、祝福なのか嘲笑なのか迷う。
わたしは、その曖昧さから目を離せなかった。
固定された笑い
真正面から見ているのに、なぜか見下ろされている気がする。
丸い白い胴体はきれいに整っている。
影も均一で、背景は無機質なグレー。
なのに顔だけが妙に生々しい。
黒い線で強調された口元。
赤い斜線のような頬。
半分閉じたような目の奥に、茶色の瞳が光っている。
笑っているのは確かなのに、安心できない。
不自然なポーズ
両腕は枝のような細い棒なのに、先には大きな黄色い手袋。
バランスが変だ。
雪だるまの身体は丸くて重そうなのに、腕だけが軽い。
マフラーは鮮やかな赤で、無表情な背景に浮いている。
青い帽子は少し斜め。
きっちり整っていないところが、余計に意図的に見える。
この笑いは、偶然ではない。
溶けない顔
雪だるまは、本来は溶けていく存在だ。
でもこの絵の雪だるまは、溶ける気配がない。
水滴もなく、表面は滑らかで、安定している。
ずっとこの顔のままでいるつもりなのだろうか。
にやけた口元は、祝福のようにも、皮肉のようにも見える。
拍手をしているような手袋の形も、応援なのか冷やかしなのかわからない。
わたしは、何かうまくいったとき、こういう顔をしていないか考えた。
少し赤くなって、目を細めて、余裕のあるふりをする。
本当は不安でも、にやけてごまかす。
雪だるまは動かない。
ただその顔で、そこに立ち続ける。
溶ける前に、何を考えているのか。
その答えは、最後まで読めなかった。
この文章は、あくまで私の主観による文章です。
――――――――――
制作ログ・背景メモ
【想定シリーズ】
シリーズ1:内面
【事業軸タグ】
世界観構築
【状態タグ】
迷い
【感情タグ】
違和感/不安
【感情クラスタ】
C07|恥と露出(本音が外に出る怖さ)
【クラスタ判定理由】
にやけ顔の裏にある本音への気づきが含まれているため。
――設計メモ――
【この記事から派生できる行動】
自分の「にやけ顔」の瞬間を書き出す。
【将来の収益導線タイプ】
記事蓄積型
【将来の視点メモ】
キャラクターの表情シリーズとして展開可能。
【事業資産レベル】
L3 商品化可能
夕方の商店街の路地裏、溶けかけた氷の塊が歩道の端に残っている。
主役は雪だるまではなく、その前で立ち止まるスーツ姿の男性。
視点は斜め後方からの中距離、右端に男性、左奥にぼやけたネオン。
氷の塊には赤ではなく深い紫の布切れが絡まり、冷たい水が地面に広がる直前。
空は橙から群青へ変わる時間帯。
色支配は紫と群青、低温の空気。
油絵風の厚塗りタッチ。
男性の足が一歩踏み出しかけた瞬間、何かを決める直前の静かな張りつめた空気。
文字なし。


コメント