この記事の要約
- 昨日は順調に進んだ工事の続きをやる予定だった。
- やることも準備も揃っていたが、手だけが動かなかった。
- 理由を探しても、始めない理由も始める理由も見つからなかった。
- 結局その日は何も進まないまま終わった。
- それでも昨日積み上げたものは消えずに残っていた。
🧭 判断ログ
判断:作業を始めないまま終える
場面:昨日の続きの工事現場へ来た時
やり方:資材を現場に置き、作業せず様子を見る
変化:レンガを現場の端へ並べて終了した
物語
でっさんは前日に進めた作業の続きをやるつもりでいた。
運河沿いには新しく置いたレンガが残っていた。広場へ向かう細い道も昨日より伸びている。街灯の柱には新しい木材が使われていて、作業した記憶もはっきり残っていた。
昨日は手が動いた。
次はここを作る。その次はあれを置く。そんな順番まで考えていた。
だから今日も同じように進むと思っていた。
資材を持って現場へ来たが、そこで止まった。
体が動かなかった。
やることは分かっていた。何を置くかも決まっていた。準備不足でもなかった。
それでも手が伸びない。
嫌になったわけではなかった。
やめたいわけでもなかった。
現場を見れば、昨日作ったものがそのまま残っている。運河も道路も消えていない。むしろ昨日より形になっている。
なのに作業を始める気配だけが出てこなかった。
でっさんはしばらく現場を眺めていた。
理由を探した。
疲れているのか。
飽きたのか。
何か別の問題があるのか。
考えてみても答えは出なかった。
作業を始める理由も見つからない。
始めない理由も見つからない。
ただ時間だけが過ぎていった。
工事の音は鳴らない。
資材も減らない。
昨日なら自然に動いていた手が今日は止まったままだった。
夕方になり、でっさんは持ってきたレンガを片付けようとした。
倉庫へ戻そうとして途中でやめた。
現場の端へ並べる。
明日使うかもしれない。
使わないかもしれない。
その時点ではどちらでもよかった。
作業は結局始まらなかった。
何も進まなかった一日だった。
それでも昨日積んだレンガは残っていた。
運河も残っていた。
途中で終わった計画も消えてはいなかった。
日が沈み、現場を閉じる時間になった。
昨日は進んだ。
今日は進まなかった。
その差の理由は最後まで分からなかった。
※この文章は、あくまで私の主観による文章です。
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