この記事の要約
- 休日だったが、身体が重く、起き上がれなかった。
- 運動施設へ行ける日だったが、バッグを見るだけで終わった。
- 未来の景色や声が、何も浮かばなかった。
- 少し前まで動いていた感情が、閉じ始めていた。
- 第1話の頃へ戻ったような感覚だけが残った。
物語
休日だった。
昼過ぎに目が覚めた。
身体が重かった。
頭も重かった。
カーテンの隙間から、白い光だけが入っていた。
しばらく天井を見ていた。
起きなきゃとは思う。
運動施設も、今日は行ける日だった。
でも、身体がまったく動かなかった。
スマホを見る。
通知。
動画。
SNS。
流れていく。
指だけが動いていた。
時間が過ぎる。
何もしていないのに、疲れていく。
夕方。
一回だけ、運動用のバッグを見る。
でも、立ち上がれなかった。
過剰防衛のばつが、布団の横へ座っていた。
暗かった。
重かった。
ほらな。
小さく笑う。
やっぱ続かねぇじゃん。
何も言い返せなかった。
少し前まで。
未来の景色が見えていた。
知らない街。
知らない未来。
身体が変わっていく感じ。
人生が広がる感じ。
でも今日は。
何も来なかった。
未来の声も聞こえなかった。
景色も浮かばなかった。
静かだった。
静かすぎた。
スマホを閉じる。
部屋も暗かった。
空気も重かった。
何も変わっていない気がした。
むしろ。
少し夢を見たせいで、前より苦しくなっていた。
未来を知る前は、諦めるだけで済んでいた。
でも今は違った。
変われるかもしれない。
それを知ってしまった。
だから、止まると苦しかった。
布団へ顔を埋める。
時間だけが過ぎていく。
夜。
外の店の光だけが、窓の外に見えていた。
腹も減っていた。
でも、外へ出る気力もなかった。
ばつが、ゆっくり沈み込んでいく。
ほら。
やっぱお前、こうなるんだよ。
最初だけなんだよ。
沈黙。
何も言えなかった。
悔しい気持ちすら、少し薄れていた。
未来の景色も来なかった。
静かだった。
真っ暗だった。
その時。
窓ガラスへ、自分の姿が映った。
猫背だった。
目も濁っていた。
呼吸も浅かった。
第1話の時と、同じ姿だった。
いや。
少しだけ、前より疲れて見えた。
小さく呟く。
「……やっぱ無理なのか」
誰も答えなかった。
たのしもいなかった。
まるもいなかった。
未来の自分も現れなかった。
静かな部屋。
スマホの白い光だけが残っていた。
ばつが、最後に笑う。
「戻ってきたな」
布団を頭まで被る。
真っ暗な部屋の中で、目だけがずっと開いていた。
※この文章は、あくまで私の主観による文章です。
🧭 判断ログ
判断:運動施設へ行かなかった
場面:休日の昼から夜までの部屋
やり方:運動用バッグを見たが、そのまま布団の中にいた
変化:未来の景色が見えず、第1話の頃みたいな感覚へ戻った
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シリーズ6身体と習慣
主役キャラ:ばつ
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理由:止まった日の重さや空気感が中心で、感情の沈み方を音声で伝えやすいため。
商品化方法:停滞期の感情ログ音声・朗読コンテンツ
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